SNSで久しぶりの友人の投稿を見かけて、「元気そうだな」と安心する。それなのに、連絡しようとすると、空いた時間の長さが急に気になってしまう。
「久しぶり、元気?」と打っては消す。近況をどこまで話せばいいのか、急に連絡したらどう思われるのか。そんな、誰にでもありそうで言葉にしにくい気持ちから『君に会うのが用事でいい』を作りました。
近況が見えるから、連絡しなくなる
昔なら、相手の近況を知るには家へ電話したり、直接会いに行ったりする必要がありました。今はSNSを開けば、離れていても暮らしの一部が見えます。
便利なはずなのに、「元気そうだから、わざわざ連絡しなくてもいいか」と、画面越しの安心で終わってしまうこともあります。いいねを一つ残して、連絡したかった気持ちまで置いてくる。この曲では、その距離感を物語の出発点にしました。
会うための理由は、立派でなくていい
時間が空けば空くほど、連絡には理由が必要な気がしてきます。でも本当は、「会いたい」と思ったこと自体が十分な理由なのかもしれません。
曲の中心に置いたのは、タイトルにもした「君に会うのが用事でいい」という言葉です。完璧な近況報告も、気の利いたきっかけもいらない。短いメッセージを送る、その小さな一歩を描きました。
MVで描いた流れ
MVは、メッセージを打って消す夜から始まります。SNSで友人の近況を眺め、いいねを押すだけで終わりそうになり、それでも最後には「久しぶり、今度会わない?」と送信する。返ってきた短い返事の先で、ようやく二人が再会します。
やさしい2Dイラストの統一感を保ちながら、スマートフォンの画面、手元、時計、駅の景色などを組み合わせました。人物の表情を無理に動かすのではなく、物語に必要な変化を静止画と最小限の動きでつないでいます。歌詞の表示タイミングは音声解析も使い、実際の歌唱に合わせて調整しました。
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制作について
音楽と映像には生成AIを活用しています。企画、歌詞、ストーリー構成、生成結果の選定、画像の差し替え、歌詞同期、編集、仕上げはMARUTORI LABで行いました。
もし頭に浮かんだ友人がいるなら、立派な用事を探す前に、短い一言だけ送ってみてもいいのかもしれません。
