AIが間違い、人と一緒に確かめ直す。そんな体験を子ども向けの物語にしたKindle絵本を出版しました。
MARUTORI LABは2026年7月22日、Kindle絵本『AIネリ、はじめての「まちがい」』を発売しました。「AIネリと ほんとう?ラボ」シリーズの第1巻です。

制作の出発点は「AIは間違える」
AIを子ども向けに扱うとき、何でも正しく答える便利な存在として描くだけでは足りないと考えました。実際のAIは間違えることがあります。大切なのは、間違いを隠すことではなく、立ち止まって確かめ、判断を更新することです。
そこで本作では、AIネリが赤い実を見て「りんご」と判断する場面から物語を始めました。ひなと一緒に重さ、におい、葉っぱを確かめることで、見た目だけでは分からない事実へ近づいていきます。
この絵本で描いた4つの動き
- とまる — 最初の判断だけで決めない
- みる — 目の前のものをよく観察する
- たしかめる — 別の手がかりを集める
- なおす — 分かったことに合わせて考えを更新する
間違いを消して正解だけを見せるのではなく、考え直す過程そのものを物語に残しました。対象年齢は5〜8歳です。
最小の完成品として公開した理由
第1作は32ページの固定レイアウト絵本として制作し、主要場面を5つに絞りました。最初からシリーズ全体を作り込むより、まず一冊として完成した作品を届け、公開後に確認できる事実を次の判断へつなげるためです。
これは、途中の作品という意味ではありません。読者が一冊の絵本として体験でき、次の改善を検証できる「最小の完成品」を目指したという意味です。
制作で苦労した点
絵本づくりで一番苦労したのは、AIネリとひなの見た目を32ページ通して一定に保つことでした。1ページごとに生成すると、髪型や服の色が少しずつずれてしまいます。同じ設定を毎回渡しても、背景や構図が変わると誤差が出やすいと分かり、基準になる立ち絵を先に固定し、各ページはその立ち絵を参照させる形に作り方を変えました。
物語の内容についても、最初にAIが作った下書きは「AIネリが間違えて、すぐに正しい答えを出す」という展開でした。それでは、間違いに気づいて確かめ直す過程が読者に伝わらないと考え、とまる・みる・たしかめる・なおすの4つの場面をそれぞれ独立したページに分け、途中の試行錯誤が飛ばされないように丸鳥が構成を組み直しています。
作品情報
- 作品名:AIネリ、はじめての「まちがい」
- シリーズ:AIネリと ほんとう?ラボ 1
- 著者:MARUTORI LAB
- 対象年齢:5〜8歳
- Kindle価格:499円
- Kindle Unlimited対象
- 出版日:2026年7月22日
AI Storybook Labとして育てる
本作は、MARUTORI LABのAI Storybook Labから生まれた最初の作品です。AIと人が一緒に確かめ、考え直す物語を、事実に基づく制作と検証を重ねながら育てていきます。
ほかのKindle作品は商品・サービスページでご覧いただけます。

